独立したいけど、何を準備したらいいのか分からないという方、多いと思います。
今回は、フリーランスや個人事業主として独立するために必要な準備と手続きについてお話していきます。
退職前に準備しておくこと
まず、退職前に準備しておくことについてお伝えします。
クレジットカードを作る
既にクレジットカードを持っている方は問題ありませんが、持っていない方は会社員でいるうちに申請して作りましょう。
フリーランスになってからだと審査が通りにくいからですね。
どのクレジットカードがいいかですが、
今使ってる銀行のクレジットカードが分かりやすくて使いやすいかもしれません。
ただ、年会費がかかったりポイント還元率が低いという場合には年会費無料でポイント還元率の高い楽天カードがオススメです。
毎日やることを決める
会社員の時は、遅刻すれば怒られるし手を止めていれば注意されるしで、何かと周りに縛られますよね?
退職して独立すると、この縛りが何もなくなります。
私の話ですが、会社辞めて自由だー!っと毎日ゲームに明け暮れていた時期がありました。完全にタガが外れて腐りきってました。
独立して本当に重要になるのは、自己管理。自分自身のコントロールです。
今まで上司や同僚が指摘してくれていたことはもう誰も言ってはくれません。
今度は自分自身が行うのです。
毎日やることを決めて、それを必ずこなしましょう。
おまけ
もしあなたが退職後すぐにフリーランスとして活動することを考えているのであれば、ここは読み飛ばしてください。
そうではなく失業保険の受給を考えている、ということであればそのままお読みください。
フリーランスの準備や事業を既に行っている場合、失業保険の受給はできません。
具体的には「開業届を出す」、「待機期間中に働く」、「受給中に週20時間以上・1日4時間以上働く」といった行為などです。
失業給付はあくまで雇用保険の一部ですので、失業給付を受ける場合は求職活動が必要になります。
推奨しているわけではありませんが、自己都合退職でも失業保険をすぐに長期間もらえる裏ワザを以下の記事で紹介しています。良ければご覧ください。
退職後に準備すること
次に退職後に準備することを紹介します。
健康保険と年金の切替手続き
退職したら国民健康保険と国民年金の切替などの手続きが必要になります。
退職したらやるべき5つの手続きの記事で詳しく解説してますのでご覧ください。
開業届を出す
開業届は、フリーランスや個人事業主として新しく事業を始める場合に必要な書類です。
お住まいの管轄税務署に提出してください。
開業届について手順や記入方法を以下の記事で詳しく解説してますのでご覧ください。
青色申告承認申請書を出す
青色申告承認申請書は、確定申告で青色申告をするために必要な書類です。
青色申告とは、簡単にいうと最大で65万円の控除が受けられるというものです。
開業届を提出する際に青色申告承認申請書を一緒に出すと手間が省けるので両方用意して提出しましょう。
青色申告承認申請書について手順や記入方法を以下の記事で詳しく解説してますのでご覧ください。
用意しておくと便利なもの
ここからは、用意しておくと何かと役に立つもの、便利グッズを紹介します。
事業用口座
事業を始めると、報酬を受け取る際の銀行口座が必要になります。
事業用口座を用意しておくと、事業での収入や支出がひと目で把握しやすくなり、管理もしやすくなります。
また個人用口座と分けておくことで、税務調査でプライベートの収支を見せずに済むといったメリットもあります。
屋号付きで口座が作れる銀行もありますが、ぶっちゃけ屋号付き口座は不要だと思います。
信用度が上がるとか言う人もいるかと思いますが、結局は個人事業ですのでそこまで信用度が上がるかと言えば微妙です。屋号があってもクレジットカードの審査が厳しいことを考えれば分かるかと思います。
なので普段使っている口座とは別に個人用口座を作り、事業用口座として使えばOKです。
名刺
もしあなたがインターネットでビジネスを行っていてブログなどのサイトやSNSが名刺代わりになるということであれば、名刺は作らなくても問題ありません。
ただそうではなく、直接企業や個人相手に打ち合わせや取引を行う機会があるということであれば、名刺は何かと役に立つアイテムなので作っておきましょう。
私も名刺は持っているのですが、ネットで1000~2000円程度で簡単に作れます。
私がいつも使ってるサイトはビスタプリントですね。
テンプレートの中から選ぶこともできますし、用意した画像から作成することも可能です。
また、表裏両方のデザインができて、保存しておけばマイページからいつでも編集や注文ができるようになっています。
名刺が足らなくなればすぐに再注文して取り寄せることもできるので便利です。
印鑑・請求書
印鑑は、銀行などで使っているような認印があるなら基本的に問題ありません。
但し、今後不動産の契約や大きな取引を交わすのであれば実印が必要になります。
用意しておくと便利なアイテムというのは、電子印鑑(デジタル印鑑)のことですね。
メールで請求書を送ったりする際にpdf形式の請求書に押せる印鑑です。
透過させた印鑑の画像を請求書に重ねて使うイメージです。
つまり印鑑の画像を用意しておくわけですね。
電子印鑑は印鑑透過やWeb認印のサイトで簡単に作成できます。
請求書はRaQoolというサイトが非常に便利です。
テンプレートを用意しておけるので必要なときにすぐに呼び出して作成可能です。
電子印鑑も登録しておくことが出来て至れり尽くせりです。
会計ソフト
最後に紹介するのは、会計ソフトです。
フリーランスや個人事業主で独立して事業を始めると、毎年確定申告をする必要があります。
毎月の売上や経費の計算すべてをアナログで行っているとミスも多くなりますし、そもそも簿記の知識がないとどの勘定科目に経費の仕訳を行っていいか分からないといった問題も起こります。
かといって最初から税理士にすべてをお願いするとそれなりのコストがかかるだけでなく、売上や経費といった数字も把握できなくなります。
そこで会計ソフトの出番です。
会計ソフトがあれば、取引の自動登録機能を使うことができます。
自動登録機能は、金融機関やクレジットカードでの取引のWEB明細を読み込ませて自動で登録してくれる機能です。
登録が終わったらその最終チェックと、現金取引したものを手入力すれば完了になるのでかなりの手間が省けます。
自動登録機能が使える会計ソフトですが、「クラウド会計ソフト」と呼ばれるものであれば基本的に問題ありません。
調べてみたところfreeeが一番同期連携は簡単そうです。
弥生会計やマネーフォワードといったソフトも無料で試せますので、触ってみて自分に合ったものを選ぶのが良いかと思います。
ただ、会計ソフトを使っていても経理や確定申告のことで分からなくて不安を抱えるということはあるかと思います。そういった場合には、税理士にお願いしてアドバイスを受けながら進めていくのが良いかと思います。
税理士が必要な方は、良質且つ低価格で選ぶならベンチャーライフです。
シンプルで分かりやすい説明に加え、確定申告にも強いのが売り。
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相談は無料なので、気になるようでしたら一度問い合わせてみるといいかと思います。
これで独立に必要な10の準備と手続きについては以上です。
お疲れさまでした。