コロナウイルスなどの影響で休業や退職することになったり、早急でお金が必要な方、いらっしゃると思います。
今回はそういった緊急でお金が欲しい時に使える7つの制度と手段についてまとめましたのでご覧ください。
↓動画で視聴したい方はこちら↓
緊急でお金が欲しい時に使える制度・手段
住居確保給付金
まずはじめに紹介したいのが、住居確保給付金です。
住居確保給付金は、離職または自営業を廃業された方のみを対象としていましたが、令和2年4月20日より離職や廃業されてなくても、新型コロナウイルスの影響により休業して収入が減少した方にも給付を行う制度となりました。
- 支給額・・・・月々の家賃を支給(世帯の収入合計が基準を超える場合、一部支給)
- 支給期間・・・原則3か月(最長9ヵ月)
- 支給方法・・・住宅の貸主(大家)の口座へ直接振込
相談・申請は各地域の生活支援窓口で受け付けてますので必要であれば活用してみてください。
緊急小口資金
続いて社会福祉協議会の「緊急小口資金」です。
主に休業された方向けの貸付制度で、内容は以下の通りです。
- 対象者・・・・・新型コロナウイルスの影響で収入が減少した人
- 貸付上限額・・・10万円もしくは20万円以内で必要な額
- 交付時期・・・・申請から1週間程度
- 利子・保証人・・無利子・不要
- 据置期間・・・・
2カ月以内1年以内 - 償還期限・・・・
12カ月以内2年以内
従来の制度から要件が緩和されて利用しやすくなった制度です。
低所得世帯や休業状態でなくても収入の減少があれば対象となります。
貸付額は通常10万円ですが、学校等の休校で仕事を休まれている方や個人事業主・フリーランスの方は20万円まで貸付が可能となっています。
利子と連帯保証人も無利子・無担保です。
据置期間が1年で無利子ですので、1年間は1円も払わず2年目から2年間で返済すればOKです。
お住まいの地域の社会福祉協議会で申し込めますので必要があれば活用してください。
総合支援資金
こちらも同じ社会福祉協議会の「総合支援資金」。
主に失業された方向けの貸付制度で、内容は以下の通りです。
- 対象者・・・・・新型コロナウイルスの影響で収入が減少した世帯
- 貸付上限額・・・最大で20万円×3か月
- 交付時期・・・・申請から最短20日
- 利子・保証人・・無利子・不要
- 据置期間・・・・
6カ月以内1年以内 - 償還期限・・・・10年以内
緊急小口資金と同様に従来の制度から要件が緩和されて利用しやすくなっています。
低所得世帯や失業状態でなくても収入の減少があれば対象となります。
貸付額は、二人以上の世帯で20万円以内、単身であれば15万以内を3か月以内で毎月受け取ることができます。
利子と保証人は、従来であれば保証人ありなら無利子、なしの場合は年1.5%でしたが、無利子無担保で貸付可能となっています。
お住まいの地域の社会福祉協議会で申し込めますので必要があれば活用してください。
雇用保険制度
労働者が何らかの事情で退職して働けなくなった場合に雇用保険の失業給付を受けることができます。よく耳にする失業保険のことですね。
失業保険については以下のページで解説してますのでご覧ください。
倒産や解雇などで離職することになった場合、退職理由は通常「会社都合」となります。
自己都合退職の場合は失業給付を受けるまでに3か月の待機期間が与えられるのですが、会社都合退職であれば待期期間を待たずに給付金を受け取ることができます。
但し、気を付けてほしいのは退職後に会社から受け取る離職票です。
離職票は失業給付を受けるために必要な書類になるのですが、その離職票に記載される離職理由の欄です。
会社が新型コロナウイルスなどの影響で経営や業績不振に陥ってしまい、退職させられることになった場合は、離職理由は「会社都合」です。しかし、「自己都合」と記載されていた場合にそのまま離職票をハローワークに出してしまうと自己都合扱いでことが進んでしまいます。
もし「自己都合」と書かれていた場合には必ず事実と違うことを会社に指摘して「会社都合」に訂正してもらうようにしてください。
契約者貸付制度
契約者貸付制度とは、加入している生命保険で解約返戻金の一部を保険会社から借り入れできる制度のことです。
新型コロナウイルスの影響により、保険会社によっては金利0%で融資してくれる会社もあるようです。
もし生命保険に加入されていて緊急で資金が必要なのであれば、契約者貸付制度を利用することも検討してみるといいかもしれません。
※金利0%での貸付は受付期間を設けられていますので、加入されている生命保険を調べて確認してみることをおすすめします。
カードローン
カードローンと聞くと、借金地獄のイメージがある方もいるかもしれません。が、うまく活用すれば全然そんなことはありません。
しかも無利子で借りることさえ出来てしまいます。
この方法は一時的にお金が足りなくて、短期間で返済が可能な場合に使える手段です。
今まで紹介した制度にはないメリットとして、誰とも会わずに借入できて、誰とも会わずに返済ができる点です。
以下の記事で紹介してますので良ければご覧ください。
あきらめる
あきらめるといっても、人生をあきらめろと言っているわけではありません。
今まで挙げた制度を活用しても状況が厳しいという方は生活保護や自己破産という方法もあります。
ただ、クレジットカードが作れなくなったり、ローンが組めなくなったり、所有できるものに制限がかかったりといったデメリットはあります。
ただ、死ぬよりかは100億倍いいですし、制限つきではありますがリセットして人生をやり直すというのも一つの手段だと思います。
まとめ
知っていないと損、知っていれば得することはたくさんあります。
コロナに負けず、情報を仕入れて行動し、そして人生乗り切りましょう。
応援しています。