『あなたは毎日楽しく過ごせてますか?全力で生きていますか?』
もし、パッとしない生活を送っているのであれば、是非この記事を読んでみてほしい。
余命期間を乗り越えた先輩
胃癌で闘病生活中の先輩(以下、胃癌X)。
そんな彼と昨日1ヵ月ぶりに会って、明け方まで話し込んだ。
胃癌Xは、2016年3月に癌が見つかり、ステージ3で胃を全摘出。
その後は抗がん剤治療の副作用で苦しい日々を過ごし、やっとの思いで 抗がん剤治療を終えたものの2018年12月、リンパ節に転移していることが発覚、進行度合いはステージ4。
医者からは『もってあと1年』と余命宣告を受ける。
が、2019年8月、まさかの奇跡が起こる。
転移したはずの癌細胞がどこにも見当たらないのだ。
これには医者もびっくり。
神隠しでガンが完全に消え去ったんじゃないのか?と思いたいところだが、
ガンが消えるということはまずありえないらしいので楽観視はできない。
というのも、定期的に行う腫瘍マーカー(CA19-9)の検査で異常な数値が出ているのだ。
このCA19-9は数値が37以下であれば正常だそうだが、胃癌Xは検査を行うたび上がり続け2019年12月の時点で数値は1000オーバー。
高熱などで一時的に数値が跳ね上がることはあるそうだが、日に日に上がっているのはおかしいという。
胃癌Xは「医者からは貴重な患者だと大人気」と笑いながら話していたが(苦笑)
そして気づけば年が明け、余命宣告から1年が過ぎ2020年を迎えていた。
癌のことも気がかりだが、胃癌Xは他にも大きな不安を抱えている。
もう一つの大きな懸念
胃癌Xは癌以外でもある病気に悩まされている。
その病気の名は『腸重積』。
腸重積とは、腸管の一部が後ろの腸管に引き込まれ、重なってしまう状態のことをいいます。 小児では原因が特定できない特発性の腸重積症が多くみられますが、成人の場合は結腸がんなどの病変の影響で慢性的に進行するものが多く、原因となった病気の治療が必要です。
参考サイト:おなかの健康ドットコム
胃癌Xは胃を全摘出し、食道と腸を直接繋げている。
その繋げている部分の腸が食道に捻じれて入り込み、強烈な痛みに襲われる。
捻じれて入り込んでいる部分を引っ張って元に戻せば痛みが治まるそうだが、また3~4ヵ月すると腸重積を発症してしまう。
これはおそらくまだ癌細胞が生きているからでは?と推測されているが、腸のかなり奥まで調べてみても未だ癌細胞は見つかっていない。
胃癌Xは癌だけでなく、腸重積の定期検査も気にしながら日々を過ごしている。
毎日全力で生きましょう
胃癌Xは非常に苦しい日々を戦い続けているが、それでも毎日愛用のバイクを乗り回して過ごしている。
何故このような記事を書いたのか。
それは、この内容を伝えることで一人でも多くの人に1日の重さを感じてもらえると思ったから。
1日1日をもっと大事に過ごしてほしい。
明日死ぬかもしれないでしょ?って人に言ってもなかなか伝わらないのかもしれない。
それでも急に癌に襲われ余命宣告を受けた人の話をすれば、
『ダラダラ過ごすのはやめよう。』とか、
『もっと頑張ろう』とか、
『充実させよう』とか、
少しでもより良い日々を過ごしてもらえたら幸いだ。