天使がツンデレなガングロ妖精と共に人間を救っていくストーリーが展開されていくファンタジー系のドラクエ『ドラゴンクエストⅨ(ドラクエ9)星空の守り人』。
今回も早速勝手に評価&レビューしていっちゃうぞ!
『ドラゴンクエストⅨ(DRAGON QUESTⅨ)』とは?
概要
1986年の発売以来、家庭用RPGを代表する作品として好評いただいている「ドラゴンクエストシリーズ」、9作目の最新作です。
自分自身が壮大な世界を冒険するというこれまでの楽しさに加え、さまざまなキャラクターカスタマイズ要素を採用。またニンテンドーDSならではのワイヤレス通信機能を活かし、本当の”仲間”と一緒に冒険するマルチプレイを実現しました。これまでにない、新しい冒険の楽しさも体験できます!
ゲーム情報
ゲームタイトル
ドラゴンクエストⅨ(DRAGON QUESTⅨ)
プラットフォーム
DS
ジャンル
RPG
配信開始日(リリース日)
2009年7月11日(土)
提供元
SQUARE ENIX INC
公式サイト
『ドラゴンクエストⅨ(DRAGON QUESTⅨ)』の評価とレビュー
評価 | |
---|---|
シナリオ | ★★★★★★★★-- |
システム | ★★★★★★★★-- |
グラフィック | ★★★★★★---- |
音楽 | ★★★★★★★--- |
キャラクター | ★★★★★★★★★- |
快適度 | ★★★★★★---- |
コミュニケーション | ★★★★★★★--- |
やり込み要素 | ★★★★★★★★-- |
シナリオ
公式ではストーリー上のことに一切触れられていないが、主人公はなんと『天使』。神や妖精までもが登場する、ファンタジー調の強いシリーズ。
天使界に存在する天使が人間界の人間を助け、世界を救っていくというお話。
シナリオそのものでいえばⅧやⅦと比べるとかなりボリューム感に欠けるが、逆にコンパクトにまとまっているともいえる。
人間界の切ない短編ストーリーを人外(天使)視点で楽しむことができるぞ。
システム
ドラクエⅢでおなじみのルイーダの酒場が登場。主人公以外の仲間を作成して連れていけるシステムも搭載されている。
Ⅵのように上級職への転職もできる。
Ⅷにあった錬金窯も健在。
その他、宝の地図が登場。
地図に記された場所に行くと宝のある洞窟に進むことができる。
フィールドでは、従来のようなランダムエンカウントではなく、見えているモンスターに触れることで戦闘となるシンボルエンカウント方式が採用されている。
定番となっていたカジノが廃止されている。容量の問題か?
また、過去作でヒャダインの呪文がひっそりと姿を消したことはあるものの、ギラ系の呪文がごっそり二フラムされているのには驚いた。
逆にベホイムとかいうベホイミとベホマの間の呪文が追加されている。
グラフィック
グラフィック面ではⅣ⇒Ⅴ⇒Ⅵ⇒Ⅶ⇒Ⅷと順調に進化してきたが、ここへきて劣化。
プラットフォームがDSということもあり、仕方のない部分ではあるが、それでも見ずらい部分あったことは否めない。
ただ、自分のキャラクターを作ったり、武器や防具を装備すると見た目が変わる部分を楽しむことができる。
音楽
通常戦闘曲やボス戦などのインパクトは薄いが、天使界BGMは切なく癒される名曲。
サンディのテーマもサンディ補正がかかって何か心地良い(笑)
キャラクター
サンディ。
プレイから2年経ってからこの記事を書くが、これほど強烈なインパクトのあるキャラクターがドラクエにいただろうか?
いや、居ないな。
他に記憶に残っているのは…イザヤールやエルギオス、リッカ。あと、最初に登場する村にいるニートとかいう村長の息子くらい。
モンスターは相変わらずの安定感。
さらにアニメーションに力を入れているようで、やたら動く。
より個性が出ている感じがしてグッド。
モンスターの数もクリア後を含めると300体以上登場する。
快適度
戦闘のテンポがいまいち。
戦闘スピードを変えることもできず、サクサク進めることができない。
各キャラの行動アニメーションが挿入されるからだろうが、ドラクエには不要な部分な気がしてならない。
そのおかげで戦闘を極力避けていた記憶が今でも根強く残っている。
コミュニケーション
DSを持ち寄って友達の世界でパーティを組んでのマルチプレイが可能となった。
ドラクエ9の売りの部分。
ただし筆者は発売から7年後にプレイしていてソロプレイのみ。
やり込み要素
シナリオを進めるだけならボリュームは少な目だが、レベル上げ、小さなメダル、錬金窯、宝の地図、クリア後と豊富なやり込み要素が用意されている。
総合評価と感想、このゲームに向いてる人まとめ
総合評価:7.4 / 10
通信機能によって他のプレイヤーと一緒にドラクエの世界を楽しめることができるようになったⅨ。
発売当初はガングロ妖精に対しての批判もあってクソゲー扱いする話題が目立っていたが、実際プレイしてみて筆者はガングロ妖精のサンディこそむしろⅨで必要な存在、いや必須の存在だったと感じている。
ガングロでツンデレな妖精。
ドラクエで誰か一人挙げるなら?と聞かれれば、まず思い浮かぶのがこのサンディ。サンディが好き。
戦闘はテンポよくなるよう改善してほしいと感じる。Ⅷあたりから戦闘のテンポが悪くなってきた気がしているが、アニメーションなどが進化するとテンポ感が退化するのはいかがなものか?
非常に難しいところではあるが、過去作にアニメーションがなくても楽しめていたので、退化することになるなら寧ろアニメーションは撤廃してもらったほうが個人的に嬉しいかな。
Ⅵ・Ⅶあたりの行動時に一瞬動く程度の進化がちょうど良かったと感じている。
ストーリーは短めだが、感動するシーンも多く、色々とアツくなっていた部分はあった。
ただ、配信による追加クエストで本編で明かされていない設定が分かる仕様は納得がいかない。配信終了後に初めてプレイする人は知ることができない。
ドラクエは大好きなので、つまらないというか悲しい。
全てのクエストを詰め込んだリメイク版を切に期待する。
このゲームに向いている人は、
王道よりもファンタジー系のストーリーが好きな人、長いストーリーが苦手な人、家にひきこもってやるより好きな場所で遊びたい人が挙げられる。
これからプレイする人や感想が気になる人の参考になれば幸いだ。