今回は、海外積立投資(オフショア投資)についてお話していきます。
聞きなれない方もいるかもしれませんが、一つの知識として覚えておいてもらえればと思います。知っておいて損はないです。
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海外積立投資とは?
海外積立投資とは、主にタックスヘイブンと呼ばれる国や地域の保険会社での積立型投資商品(セービングプラン)のことをいいます。オフショア投資とも呼ばれています。
タックスヘイブンというのは、税金を回避する租税回避地のことです。
海外積立投資(オフショア投資)のメリット
高い利回り
海外積立投資(オフショア投資)の大きな魅力の一つなのが高い利回りです。
日本での投資の利回りでは考えられないレベルです。
何故高い利回りが出せるのかの理由ですが、低い税率で運用ができて、さらに積立で生じた利益を上乗せしての複利運用ができるからです。
通貨分散
日本の経済状況を考えても、日本円だけを持っておくのはリスクが高いです。
海外投資を行うことで、投資を行いながら外貨積立して海外の資産を持てるわけです。
通貨のリスク分散もできるので一石二鳥です。
豊富な投資商品
日本では金融商品への規制が厳しいため、良い投資商品はなかなか見つからないと思います。
海外投資であれば、クレジットカードの引き落とし自動で外貨積立ができたり、ドルコスト平均法で安定運用してくれたり、共同名義で積み立てができる等、魅力的な商品が豊富にあります。
海外積立投資(オフショア投資)のデメリット
途中解約は大損しやすい
この後お話するRL360(ロイヤルロンドン)ですが、途中解約した場合、基本的に解約手数料をがっつり取られます。
2年以内の解約ではほとんどの積立額を取られてしまいます。長く続ければ続けた分解約手数料は安くなっていきます。
積立金額や契約年数の設定が大事になります。
為替リスク
海外積立投資(オフショア投資)は外貨での運用となるので、当然為替リスクは発生します。
ただ、日本円だけ持っておくことも非常にリスクが高いですので、リスク分散の意味で仕方のないリスクです。
情報が少ない
海外積立投資(オフショア投資)の商品に関する情報は本当に少ないです。
インターネットで調べてもほとんど出てきませんのでオフショアに詳しいメンターなど相談できる相手が必要になってきます。
RL360の仕組み
次に海外積立投資商品の一つであるRL360(ロイヤルロンドン)の仕組みを紹介します。
なぜRL360(ロイヤルロンドン)の話なのかといいますと、私自身がRL360(ロイヤルロンドン)を契約していて、その経験を元にお伝えできるからです。
ちなみにRL360(ロイヤルロンドン)を契約して2020年4月現在で5年が経過しました。
では早速解説します。
初期口座と貯蓄口座
では早速ですが、RL360(ロイヤルロンドン)の積立について紹介していきます。
契約すると、最初の2年間は初期口座(イニシャルユニットともいう)に積み立てられます。
初期口座は分かりやすく例えると、「人質」です。
初期口座に積み立てられたお金は解約されるまで引き出すことができないからです。
3年目からは貯蓄口座(アキュミレーションユニット)に積み立てられます。貯蓄口座のお金は自由に引き出しできます。積立額の減額や積立停止も可能になります。
手数料
RL360 Quantum(クァンタム)では、以下の手数料がかかります。
●ファンド管理費
各ファンドのマネージャーが個々のファンドの時価総額によって決定し、その値は変化する。
●初期口座手数料
初期口座の時価に対し、毎月0.5%(年間6%)が契約期間を通して発生する。
●契約維持費
初期口座+貯蓄口座の合計に対し、毎月0.125%、年間1.5%。
●証券管理費
貯蓄口座から毎月8ドル
(初期口座期間中の分は貯蓄口座から一括で差し引かれる)
積立停止期間中は3倍の24ドルかかる。
●スイッチング手数料
なし(将来は変更の可能性あり)
●クレジットカード利用手数料
なし(将来は変更の可能性あり)
契約の流れ
RL360に限らず、オフショア投資ではIFA「Independent Financial Advisor(独立系ファイナンシャル・アドバイザー)」を通じて保険会社と契約します。
契約者 ⇒ IFA ⇒ 保険会社
セミナーなどでオフショア投資を紹介された場合、ブローカーからIFAを紹介される流れになります。
契約者 ⇐ ブローカー
⇒ IFA ⇒ 保険会社
不安を抱える人の疑問への回答
RL360を勧誘されて不安を抱える人の疑問に対して答えられる範囲でお伝えします。
RL360は詐欺ですか?
いいえ、詐欺でもなんでもないです。
RL360の商品自体は何も悪くないです。
IFAを紹介してきたブローカー次第です。
悪徳ブローカーには気を付けましょう。
投資シミュレーションの利回りは本当ですか?
鵜呑みにしないでください。
日本の投資商品と比べればはるかに高利回りになりやすいですが、過度な期待はNGです。
商品はRL360しかないんですか?
RL360以外にも投資商品はいくつもあります。
ブローカーに他の商品について聞いてみてもいいですが、信用できなさそうなら直接IFAに問い合わせてみるのが吉です。
私が契約しているIFAはGrandtag(グランターク)です。
親切な応対で、日本語にも対応しています。
最初の2年だけ高額で積み立てるといいんですか?
大損します。
最初から最後まで通しで積み立てられる金額を設定すべきです。
そんなことを言ってくるブローカーは信用してはいけません。
一定額を積み立てた方がいい理由
長期で一定額を積み立てた方がいい理由は2つあります。
1.手数料が高くなってしまうから。
初期口座に対してかかる手数料「初期口座手数料」が毎月0.5%(年間6%)かかります。貯蓄口座の積立額が増えれば増えるほど手数料は安くなります。 減額した場合、貯蓄口座の積立額が増えるペースが遅くなるため手数料が薄まらないということです。
2.ドルコスト平均法の恩恵が受けられなくなるから。
毎月一定額で長期積立をするメリットとしてドルコスト平均法が挙げられるわけですが、 減額することでドルコスト平均法の恩恵を受けにくくなるということです。 そもそも減額前提で投資するなら長期積立ではなく一括積立のほうがいいのでは、と思ってしまいます。
ちなみに2年だけ多めに積み立てて減額した場合、喜ぶのは契約者ではなくコミッションがガッポリもらえる紹介者のほうですよ。
契約期間を25年固定ですか?
期間は5年~30年まで契約できます。
私は25年しかないような感じですすめられましたが、先を見据えて契約期間を設定すべきです。
日本語対応はサポート料がかかるんですか?
サポート料はかかりません。
日本語対応のサポート料は完全にブローカーのぼったくりです。
先ほども言いましたが、Grandtag(グランターク)など日本語対応のIFAは存在します。
海外で積み立てるから引き出しても税金かからないんですか?
日本在住であれば税金はかかります。
居住国で然るべき税金を払いましょう。
お伝えしたいこと
私もRL360を紹介された時や契約当時は心配や不安など色々ありましたが、今では始めて良かったと思ってます。
知らない世界に踏み出したことで、私は色んなことに興味を持ち、経験し、そして勉強しました。
紹介してきたブローカーが、「毎日働いてません」みたいなこと言っててなんでこんなセミナーとか勉強会やってるんだろうと疑問に思い、本を読んだりお金の知識を身につけるためFPの資格を取ったり。
当時以下の本に出会い、ブローカー達がどういったビジネスをやっているのかも理解しました。
その後も色んな世界に飛び込んで、お金と心、ITのスキルを活かして独立し、現在は自由な生活ができるようになりました。
私と同じように勧誘されて悩んだり不安を抱えている方に伝えたいこと。
海外積立投資は、決して無理してやることではないです。
セミナーや勉強会で周りが海外投資してる人が集まっている空気だと、自分もやらなきゃいけないんじゃないかみたいな気持ちにさせられるかもしれませんが、別にそんなことは気にする必要はありません。
やる必要がないと判断したならやらなくていいです。
その場合は、キッパリ断るべきです。
ブローカーから「やらなかったらあーだこーだ」と言われるかもしれませんが、投資をするかしないかの決断は本人です。人がとやかく言うことではないことだからです。
ただ、身銭切って何かに飛び込んで成長していきたいとか、仕入れた知識で他の人に情報提供したいとか、プラスの方向に考えられるのであれば、海外積立投資をするのもありだとは思います。
本当に世の中知らないこともたくさんあると思いますが、色んなことに挑戦して人生楽しんでほしいなと思ってます。
もし、RL360の商品への投資をご検討されている方はお問い合わせページよりご相談ください。
※但し、本気でお申し込みを考えている方以外は返信いたしませんのでご了承ください。