「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません」の対処法【バックアップしてても気を付けたいこと】

PCのデータのバックアップ、皆さんは行っていますか?
私の場合、バックアップを行っていても恐ろしいことが起きました…。

自分以外には同じ目にあってほしくなかったのでブログに残しておきます。

バックアップデータ同時破損事件

2015年のことです。
PCのバックアップ用に用意してあったフラッシュメモリ、外付けHDDが同時に壊れるという事件が起きました。

幸い開発用に使用しているPCは無事だったので何とかなりましたが、容量の大きい外付けHDDにしか入れてないデータが消えてしまいました。

そこで色々調べていたら、復旧ソフトがあることに気付きました。
消えたからといって捨てるのではなく、復旧ソフトを使えばデータを元に戻せることが分かり、試しました。
ダメ元だったのですが、大事な画像データだけは元に戻ってくれたのでとりあえずは良かったです。

しかし事件はこれだけでは終わりませんでした。

バックアップデータ破損事件再び

その後、新しい外付けHDDを買って時が経ち2020年を迎え…

恐ろしいことが再び起こりました。

いつものようにPCを立ち上げ、外付けハードディスクのドライブに接続してみると、以下のメッセージが表示されました。

「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません」

えっ!?

何回接続し直しても、PCを再起動して試しても同じメッセージが表示され、ドライブの中身が表示されません。

以前の記憶が蘇りました。

ただ、復旧ソフトを使っても全てが復元できたわけではないんだよなぁ…と思い、
他の方法でなんとか直る方法はないかと調べてみたら、以下のページに原因と対処法が載っていました。

「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません」エラーの原因と対処法
USBハードディスク、メモリ、SD カードといったドライブを開こうとしたときに、突然「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません。」エラーが発生し、アクセスできません… 本当にファイルが壊れてしまったのでしょうか?USBハードディスクの中では、何が起きているのでしょうか?ファイルまたはディレク…続きを読む

上記ページで載ってる方法で試したら、全てのデータが復旧できていて問題なくどのファイルも表示させることができました。

エラーメッセージが表示される原因

「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません」が表示される原因としては、

1. 安全な取り外しをしていない
2. データ容量がいっぱい
3. ドライブの部品故障

のいずれかだそうです。
私の場合、2TBの外付けHDDだったのですが空き容量がほとんどない状態だったので、2番の「データ容量がいっぱい」が原因だったようです。

エラーからの復旧・修復方法

「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません」と表示されると、この時点で既にデータが壊れてしまったと思いますよね。

私も青ざめる思いだったのですが、データ容量がいっぱいでエラーメッセージが表示されているのであれば以下の手順で復旧作業を行えば修復可能なので、まずは落ち着きましょう。

1.復旧するドライブレターを確認する

まず、エラーの出ているドライブのドライブレターを確認します。
私の場合、外付けHDDはマイコンピュータの「ローカルディスク(H:)」で表示していましたので、ドライブレターの「H:」を覚えておきます。

2.Windows PowerShell を起動する

修復のコマンドを入力するためのWindows PowerShellを起動します。
画面左下のWindowsメニューを右クリックするか、キーボードの「Windows」キーとX(エックス)キーを同時に押します。

出てきたメニューから、「Windows PowerShell (管理者)」を選択します。

「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と表示された場合は、「はい」をクリックします。

3.コマンドを入力する

画面が表示されたら、以下の画像のように「chkdsk 〇: /f」と入力します。
〇の中は手順1で確認したドライブレターを入力してください。

入力が終わったら、「Enter」キーを押します。
修復作業が開始されますので、しばらく待つと復旧が完了します。

※安全な取り外しをしていない場合やドライブの部品故障の場合、復旧がうまくいかない場合があります。

まとめ

もし、「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません」のメッセージが出ても焦らず、いきなり復旧ソフトを使わないことをオススメします。

おそらくですが、私の場合も2015年のときに「chkdsk」で修復していたら全てのデータが蘇っていた可能性がありました。(表示されたメッセージは覚えていませんが…)

エラーが出た場合は、復旧ソフトを使うことよりも「chkdsk」コマンドを優先して試したほうがいいです。

また、もし皆さんの中でPCを使っていて大事な情報のバックアップを一つもされてない方がいらっしゃいましたら、後で後悔することの無いよう、早々にバックアップをとっておくことを本当にオススメします。

また、外付けHDDだけでなく、USBのフラッシュメモリなど別の場所にもバックアップをとっておくとより安全性が高まり、安心できます。

リスクヘッジは大事ですね。
では良いPCライフを!

 
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